レコード抽出
指定した条件に合致するレコードのみを抽出し、データフローの後続の処理に引き継ぎます。不要なデータを早い段階で除外することで、データフロー全体の処理効率を向上させます。
特徴
- 必要なデータの選別: 指定した条件に合致するレコードだけを抽出し、後続の処理対象データを最適化します。
- 直感的な条件指定と高度な数式対応: ドロップダウンから選ぶだけの「標準」フィルターのほか、複雑な条件式を記述できる「数式」フィルターをサポートしています。
- テーブル内データの抽出: レコード単位だけでなく、テーブル内の特定の行のみを抽出・整理することが可能です。
機能
設定項目詳細
| 設定大項目 | 設定小項目 | 説明 | ルール |
|---|---|---|---|
| ノード設定 | タイトル | フロー編集画面および実行ログ等に表示されるノード名です。 | 任意の名称を入力します。(初期値はプロセッサー名が入ります) |
| ノード設定 | 説明 | ノードの補足説明です。 | 任意で入力します。(初期値は既定のプロセッサー補足説明が入ります) |
| フィルター形式 | 標準 / 数式 | レコードを抽出する条件の記述方法を選択します。 | 必須(デフォルト:標準) |
| 条件 | フィルター条件 | レコードを絞り込む条件(対象フィールド、演算子、比較値)を指定します。 | フィルター形式が「標準」の場合は必須 |
| 条件 | すべての条件を満たす(AND)/ いずれかの条件を満たす(OR) | 複数条件を指定した場合の組み合わせ方法を選択します。 | フィルター形式が「標準」の場合は必須(デフォルト:すべての条件を満たす) |
| 数式 | フィルター数式 | レコードの抽出条件を計算式で指定します。計算結果が真(TRUE)となるレコードのみが抽出されます。 | フィルター形式が「数式」の場合は必須 |
| ソート | ソート条件 | 抽出されたレコードの並び順(キーとするフィールド、昇順/降順)を指定します。 | 任意 |
| テーブル内フィルター形式 | 標準 / 数式 | テーブル内の行を抽出する条件の記述方法を選択します。 | 必須(デフォルト:標準) |
| 条件 | テーブル内フィルター条件 | テーブル内の行を絞り込む条件(対象フィールド、演算子、比較値)を指定します。 | テーブル内フィルター形式が「標準」の場合は必須 |
| 条件 | すべての条件を満たす(AND)/ いずれかの条件を満たす(OR) | テーブル内の複数条件を組み合わせる方法を選択します。 | テーブル内フィルター形式が「標準」の場合は必須(デフォルト:すべての条件を満たす) |
| 数式 | テーブル内フィルター数式 | テーブル内の抽出条件を計算式で指定します。 | テーブル内フィルター形式が「数式」の場合は必須 |
| テーブル内ソート | テーブル内ソート条件 | テーブル内の抽出された行の並び順を指定します。 | 任意 |
数式フィルターについて
フィルター形式で「数式」を選択した場合、Excelライクな関数を使用して、より複雑な抽出条件を記述できます。
- 使用可能な関数:
AND,OR,IF,EXACT,ISBLANK,SEARCHなどの関数がサポートされています。- 評価基準: 記述した数式はレコード(テーブル内フィルターの場合はテーブル内の各行)ごとに評価されます。計算結果が
FALSE・0・空文字・エラー値のいずれでもない場合に真と判定され、そのデータが抽出されます。
なお、複数選択フィールドなど配列を含むフィールドを参照した場合、結果が文字列として評価されるため、ISBLANKなどで明示的に空かどうかを判定する数式を記述することを推奨します。
使い方
設定手順
データフロー編集画面で「プロセッサーを追加」>「レコード抽出」を選択し、以下の手順で設定を行います。
- レコードのフィルターとソートの設定: フィルター形式(標準/数式)を選択し、抽出条件を設定します。必要に応じて「ソート」から出力されるレコードの並び順を設定します。

- テーブル内データのフィルターとソートの設定: 入力データにテーブルが含まれる場合、テーブル内の行を絞り込む「テーブル内フィルター形式」と条件を指定します。テーブル内の行を並び替えたい場合は「テーブル内ソート」を設定します。

動作イメージ
動作イメージはフロー編集画面のプレビューエリアで確認可能です。
注意事項
- 抽出結果が0件の場合の挙動: 設定したフィルター条件によってすべてのレコードが除外され、結果が0件となった場合、後続のプロセッサーにデータは渡されません。エラーではありませんが、意図しないデータ欠落を避けるため、テストデータなどでの条件確認を推奨します。
- 大文字/小文字や全角/半角の区別: フィルター条件(標準形式)で文字列を比較する場合、大文字/小文字や全角/半角は厳密に区別されます。表記ゆれがあるデータを扱う場合は、事前にクレンジングするか数式フィルターを組み合わせて条件を記述してください。
- テーブルの選択不可: 通常フィールドを対象とした場合は、フィルター条件の対象としてテーブルを選択することはできません。
ただし、テーブル内を対象としたフィルター条件の場合は、テーブルそのものを選択することはできませんが、テーブル内フィールドを選択します。
また、テーブル内の数式を記述する際はテーブル内のフィールドを一つ以上含める必要があります。
