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選択項目マスタプラグインを使ってみよう!

■選択肢の管理って地味に面倒!

ドロップダウン、チェックボックス、複数選択、ラジオボタンの選択肢、同じものを複数のアプリで作るの面倒だと思ったことはありませんか?

また、選択肢に修正が発生したとき、複数のアプリを直すの大変ですよね!

そんなとき、選択肢用マスタアプリを一つ作って、選択項目マスタプラグインで設定しておけば、ボタン一つで一括更新が可能になります!

では、実際に作ってみましょう

■マスタアプリの作成

まず、選択肢用のマスタアプリを作成します

選択肢ごとにアプリを作ってもいいですし、1つのアプリでマスタを管理しても構いません

今回は1つのアプリでマスタを管理してみます

こんな感じでしょうか

好きな動物、好きなお菓子 は"文字列(一行)" フィールド、年齢(min)、年齢(max) は "数値" フィールドになっています
※選択項目マスタとしてプラグインで指定できるフィールドは"文字列(一行)"、"数値"、"日付"、"時刻"、"日時"、"リンク(値のみ)"、"計算"、"ラジオボタン(選択している値)"、"ドロップダウン(選択している値)"となります

データは

こんな感じで

■設定先アプリの準備

複数のアプリを管理するために、今回は"設定先アプリ1"、"設定先アプリ2"を用意しました。一つだけでも大丈夫です

■選択項目マスタプラグインの設定

準備ができたので、"選択肢用マスタ"アプリに 選択項目マスタプラグイン を追加してみましょう

設定方法はこちらから

"設定先アプリ1"について設定して見ましょう

続いて"設定先アプリ2"についても設定して見ましょう

"設定先アプリ2"は項目フィールド並び順を逆にしてみました

保存をクリックした後、アプリの更新を実行します

■設定の反映

設定画面でアプリを追加すると一覧に「選択項目反映」ボタンが追加されます

「選択項目反映」ボタンを押して反映させましょう

如何だったでしょうか
続いてマスタを更新してそれを設定先に反映して見ましょう

■マスタアプリの更新

"選択肢用マスタ"のレコードを追加、更新します

同じように「選択項目反映」ボタンで反映させます

ここまでご覧いただいた通り、マスタアプリの値が無いフィールドは設定時に無視されます
また、今回はサンプルに登場しませんでしたが、重複した値がある場合は集約されます

如何だったでしょうか

マスタアプリを作るときにたくさんのデータが必要な場合はExcelで作成して取り込むというのもいいでしょう
一度登録してしまえばアプリを修正するだけですぐに反映できるようになるわけです

最後に、すでにレコードを登録してあるアプリの選択肢を変更したい場合のお話をします

■一括更新プラグインも使ってみよう

アプリを作成してレコードを登録した後に、何らかの理由で選択肢を変更する必要が出てきたとします
選択肢の修正が1つのアプリだけであれば設定でそのまま変更すればいいですが、複数あるとその作業だけでも地味に大変です
これはそんなときのお話です

こんなアプリを用意しました

そしてレコードはこんな感じで登録済みです

"好きな動物"フィールドを選択項目マスタプラグインで更新すると、

選択肢は変更されますが、レコードに設定されている『選択された値』は残ったままになります

ここで登場するのが一括更新プラグインです

設定先のアプリにプラグインを追加して、一覧画面で「一括更新」ボタンをクリックします

設定ダイアログが表示されるので"好きな動物"フィールドを選択します
更新、検索に以下の通り設定します。※検索は完全一致のみです

例)
更新:おおかみ、らいおん
検索:いぬ,ねこ (区切り文字は半角カンマです)
 "検索して更新する"と"選択肢以外の値を指定する"にチェックを入れてから値を設定します

一括更新を行います

今回はサンプルなのでレコード件数が(手で修正できる程度に)少ないですが、レコード件数が多ければ多いほど一括更新は便利です

以上となります

ぜひご活用ください!

■今回使用したプラグイン

 

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