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テーブル拡張 とテーブル集計を組み合わせてみよう!合計数の警告表示+行数制限編

kintone のサブテーブルを使ってますでしょうか。テーブル拡張とテーブル集計を使うことで様々な事ができるようになります。
今回は、テーブルに入力した数値の合計に対して警告の表示と行数を制限する方法をご紹介いたします。

もくじ

1. 完成イメージ

kintone のサブテーブルを活用して、一汁三菜の献立を登録できるアプリを作成しました。入力できる料理は最大6品までに制限し、さらにカロリー合計が900kcalを超えた場合には自動で赤く警告表示されるようになっています。テーブル拡張プラグインとテーブル集計プラグインを組み合わせることで、直感的でシンプルな入力UXを実現しています。編集画面で、合計値が一定の数値を超えると以下のように赤くなります。また、6レコード追加した状態のため、行の追加のためのプラスボタンが出てこなくなります。

次に、入力後のイメージをご覧ください。

サブテーブルに献立

2. アプリのフィールド定義

このアプリでは、kintoneのサブテーブルを使って一汁三菜の献立を記録します。合計カロリーが900kcalを超えると警告を表示します。ただし、保存ボタン自体は押すことができます。

  フィールドタイプ 説明
  文字列(1行) 献立名
サブテーブルの種類(ドロップダウン)
  • 種類(ドロップダウン)
  • 品名(文字列(1行))
  • カロリー(数値)
  • 主食、副菜、汁物、その他の定義をドロップダウンで保持
  • 品名を自由入力
  • カロリーをkcal単位で入力します

カロリーの合計はテーブル集計プラグインによって自動的に生成されます。

 

3. テーブル拡張プラグインの設定

3.1 プラグインの役割(行数制限)

ユーザーが入力できる献立の品数(行数)を最大6行に制限することで、視認性や操作性を保ちます。

3.2 プラグインの設定方法

  • 対象テーブルの指定
  • 最大行数「6」の設定

対象のテーブルのテーブル名・フィールドコードの「設定」から行数制限をセットします。
今回は6品を上限とするため、6とセットします。

4. テーブル集計プラグインの設定

4.1 プラグインの役割(カロリーの合計と色分け)

ユーザーが入力したカロリーの数値を自動的に計算し、ユーザーにアクションを促します。

4.2 プラグインの設定方法

対象のテーブル名、フィールドコードを確認し、「合計」にチェックを入れ、「設定」ボタンをクリックします。

設定画面で、書式変更集計の項目に「カロリー」フィールドと「合計」を指定。演算子として 「>」を指定。値を900を指定。スタイルとして背景色の設定として赤色を指定。

 

サブテーブル内の「カロリー」列を合計し、合計が900kcalを超えた場合に赤色で警告表示します。

 

これまでの手順を実施いただくことで、入力値の合計表示と書式、行追加ボタンの制御ができるようになります。

説明は以上となります。

 

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