以前、ルックアップでコピーしたデータを編集する方法!と題して、ルックアップ拡張プラグインのコピー項目編集機能を紹介させていただきましたが、実は、フィールド非表示プラグインを使っても同様なことができるんです!
しかも、ルックアップ拡張プラグインにはできない、「ユーザーによってコピーフィールドの編集可/不可を切り替える」や「フィールド値によってコピーフィールドの編集可/不可を切り替える」なんてこともできてしまうのです!
今回はその方法について紹介します!
■ルックアップのコピーフィールドを編集可能にする
まずは、ルックアップのコピーフィールドを編集可能にする基本的な設定をします。
今回使用するアプリは、ルックアップでコピーしたデータを編集する方法!と同じものを使用するので、アプリの追加方法についてはここでは省略します。
また、プラグインのアプリへの登録方法もプラグインがフィールド非表示プラグインになる以外は同様なので省略します。
ルックアップでコピーしたデータを編集する方法!と同様に単価フィールドを編集可能にします。
フィールド非表示プラグインの設定画面を開きます。
まずは単価フィールドの「PC追加編集画面」と「モバイル追加編集画面」にチェックを入れます。
次に「詳細設定」ボタンをクリックして詳細設定ダイアログを開きます。
ルックアップでコピーしたフィールドのデータを編集するには、フィールド非表示プラグインの「非表示ではなく編集不可にする」オプションを使用します。
そして「条件設定」で「アクセスリスト」を指定し、「Everyone」行の「非表示/編集不可」のチェックボックスのチェックを外します。
詳細設定ダイアログの「設定」ボタンをクリックして設定画面に戻るとこのような表示になります。
「保存」ボタンをクリックして、アプリの更新を行います。
設定は以上です。
では使ってみましょう!
「見積書」アプリのレコード追加画面を開きます。
単価フィールドが編集可能な状態になっています!
ルックアップを取得します。
「商品名」フィールドと「単価」フィールドがルックアップのコピーにより設定されました。
「単価」フィールドを 200 から 190 に変更します。
保存すると、単価フィールドがコピーされた値から変更した値で保存されました!
■ユーザーによってコピーフィールドの編集可/不可を切り替える
次に、アプリを開くユーザーによって、コピーフィールドの編集可/不可を切り替えてみましょう!
「山田太郎」さんだけが単価を編集可能にします。
フィールド非表示プラグインの設定画面で、単価フィールドの詳細設定を以下のように設定します。
その他の設定は先ほどと同じです。保存してアプリの更新を行います。
それでは使ってみましょう!
山田太郎さんが開いたレコード追加画面では、単価フィールドが編集可能な状態になっています。
一般ユーザーさんが開いたレコード追加画面では、単価フィールドが編集不可のままの状態になっています。
■フィールド値によってコピーフィールドの編集可/不可を切り替える
次は、フィールド値によって、コピーフィールドの編集可/不可を切り替えてみましょう!
型番が「K-021」と「K-020」の場合だけ単価を編集可能にしてみます。
フィールド非表示プラグインの設定画面で、単価フィールドの詳細設定を以下のように設定します。
「フィールド値」の条件設定を用います。ここで設定された条件が成立した場合に編集不可になることに注意しましょう。
詳細設定ダイアログの「設定」ボタンをクリックして設定画面に戻るとこのような表示になります。
「保存」ボタンをクリックして、アプリの更新を行います。
それでは使ってみましょう!
レコード追加画面を開くと、単価フィールドは編集できない状態になっています。
ルックアップを取得してみます。
型番が「K-021」と「K-020」の場合だけ単価フィールドが編集可能になりました!
ぜひご活用ください!