kintone で営業日数や稼働日を計算しようと思ったことはありませんか?
kinkozi の計算プラグインを使えばExcel と同じように NETWORKDAYS関数 を使って営業日数や稼働日を計算することができます。
今回は計算プラグインのNETWORKDAYS関数の設定方法について見ていきましょう。
NETWORKDAYS関数の設定方法
NETWORKDAYS関数は、開始日、終了日、休日を指定することで、開始日から終了日までの土日と休日を除いた日数を算出してくれます。
開始日、終了日は日付フィールドを指定する、もしくは文字列を指定することができます。文字列の場合は
といった形で、"(ダブルコーテーション)で囲って、年月日の区切りに -(ハイフン)を指定します。"2025-1-1"
1. 文字列で直接指定する
文字列で直接指定する場合は、以下のような形式になります。
休日を文字列で直接指定する場合は、Excel と同じように { } (中括弧)の中に 日付を , (カンマ)区切りで入力します。日付の書き方は開始日、終了日を文字列で書く場合と同じです。
{"2025-9-15", "2025-9-23"}
【計算結果】
1年間(またはそれ以上)の休日を書く必要がある場合、直接指定するのは現実的ではないかもしれません。
2. テーブルの日付フィールドを指定する
テーブル内の日付フィールドのフィールドコードをそのまま指定します。
計算プラグインでは入力補助機能がありますので、@を入力するとフィールドの候補が出ます。その中からテーブルに配置した日付フィールドを指定しましょう。
直接文字列でフィールドコードを入力しても問題ありません。
【計算結果】
テーブルを使用する場合、すべてのレコードに休日テーブルのデータが必要になるので、レコード作成時には「レコードを再利用する」が便利です。
3. 関連レコード一覧の日付フィールドを指定する
まず、関連レコード一覧で紐づけるための「休日マスタ」アプリを作ります。「有効フラグ」フィールドは後述の関連レコード一覧で「表示するレコードの条件」に使用します。初期値を有効としています。
このアプリは、
次に稼働日数を計算するアプリに関連レコード一覧を配置して「休日マスタ」アプリと紐づけます。「レコード条件」フィールドは関連レコード一覧で「表示するレコードの条件」に使用します。初期値を有効としています。
前述の通り、「表示するレコードの条件」で「レコード条件」フィールドと「休日マスタ」アプリの「有効フラグ」フィールドを紐づけます。
最後の計算プラグインの計算式設定ですが、以下のような形式になります。
休日(「休日マスタ」アプリの日付フィールド)と関連レコード一覧(関連レコード一覧のフィールドコード)の間を .(ドット)で区切ります。入力補助を使用してフィールドを選択した場合には自動で補完されます。
【計算結果】
関連レコード一覧を使用すると「休日マスタ」アプリを1つ作っておくだけでよいので便利です。ただし「休日マスタ」アプリのメンテナンスを忘れないようにしてください。
応用として「レコード条件」フィールドをフィールド非表示プラグインで非表示にしたり、「休日マスタ」アプリの更新を一括更新プラグインで行うのもお勧めです。
NETWORKDAYS関数の設定方法は以上となります。
計算プラグインにはExcelライクな関数がまだまだあります。ぜひご利用ください。
サポート関数一覧はこちら。