アプリ結合
二つの入力レコードを共通する結合キーの値をもとに結合します。
特徴
- 2つのデータの結合: 顧客マスタと購買履歴のように、2つのデータフローを共通のキー(顧客IDなど)で紐づけて、1つのデータにまとめられます。
- 目的に応じた結合方法: 「内部結合」や「左外部結合」など、分析の目的に応じたデータの残し方を選択できます。
- 内部結合: 両方のデータフローにキーが一致するデータのみを抽出します。
- 左外部結合: 左側のデータフローのデータをすべて残し、キーが一致する右側のデータを結合します。
- 右外部結合: 右側のデータフローのデータをすべて残し、キーが一致する左側のデータを結合します。
- 完全外部結合: 両方のデータフローのすべてのデータを含み、キーが一致するデータを結合します。
- 柔軟なキー設定: 結合の軸となるキー項目を複数指定できます。これにより、より複雑な条件でのデータ結合が可能です。
機能
設定項目詳細
| 設定大項目 | 設定小項目 | 説明 | ルール |
|---|---|---|---|
| ノード設定 | タイトル | フロー編集画面および実行ログ等に表示されるノード名です。 | 任意の名称を入力します。(初期値はプロセッサー名が入ります) |
| ノード設定 | 説明 | ノードの補足説明です。 | 任意で入力します。(初期値は既定のプロセッサー補足説明が入ります) |
| 入力 | 元となる入力 | 結合の元(左側)となるデータフローです。 | 必須 |
| 入力 | 結合する入力 | 結合する(右側)データフローです。 | 必須 |
| 結合設定 | 結合方法 | データの結合方法を選択します。 | 「内部結合」「左外部結合」「右外部結合」「完全外部結合」から選択します。(必須) |
| 結合設定 | 結合キー | 2つのデータフローを結合するためのキーとなるフィールドを左右それぞれで選択し [ + ] ボタンで追加します。フィールドの組み合わせは複数設定することも可能です。 |
必須(1組以上設定) |
使い方
設定手順
データフロー編集画面で、結合したい2つの入力元ノードを「アプリ結合」ノードに接続し、以下の手順で設定を行います。
-
入力データフローの選択:
「元となる入力」と「結合する入力」をそれぞれ選択します。
「元となる入力」と「結合する入力」には、同じデータフローは選択できません。
-
結合方法の選択:
右側の設定パネルで、4つの結合方法から1つを選択します。
-
結合キーの設定:
「新規項目の追加」セクションで「元のフィールド」と「結合するフィールド」を選択し[ + ]ボタンで結合キーとして登録します。
フィールドの組み合わせは複数登録することも可能です。新規項目の追加

設定済みリスト

-
ノード名の設定と保存(任意): 必要に応じて、ノードのタイトルや説明を編集し、設定を保存します。
動作イメージ
以下に、2つのデータフロー(顧客マスタ、購買履歴)を 顧客マスタ.顧客ID = 購買履歴.顧客ID を結合条件として結合する例を示します。
入力データ1(顧客マスタ)
| 顧客ID | 顧客名 | 地域 |
|---|---|---|
| C001 | A社 | 東京 |
| C002 | B社 | 大阪 |
| C003 | C社 | 福岡 |
入力データ2(購買履歴)
| 顧客ID | 商品 | 金額 |
|---|---|---|
| C001 | 商品X | 10000 |
| C001 | 商品Z | 5000 |
| C002 | 商品Y | 15000 |
| C004 | 商品W | 20000 |
内部結合
両方のデータフローに「顧客ID」が存在するレコードのみが結合されて出力されます。
| 顧客ID | 顧客名 | 地域 | 顧客ID | 商品 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| C001 | A社 | 東京 | C001 | 商品X | 10000 |
| C001 | A社 | 東京 | C001 | 商品Z | 5000 |
| C002 | B社 | 大阪 | C002 | 商品Y | 15000 |
左外部結合
結合の元(左側)である「顧客マスタ」の全レコードが保持されます。
| 顧客ID | 顧客名 | 地域 | 顧客ID | 商品 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| C001 | A社 | 東京 | C001 | 商品X | 10000 |
| C001 | A社 | 東京 | C001 | 商品Z | 5000 |
| C002 | B社 | 大阪 | C002 | 商品Y | 15000 |
| C003 | C社 | 福岡 |
右外部結合
結合する(右側)である「購買履歴」の全レコードが保持されます。
| 顧客ID | 顧客名 | 地域 | 顧客ID | 商品 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| C001 | A社 | 東京 | C001 | 商品X | 10000 |
| C001 | A社 | 東京 | C001 | 商品Z | 5000 |
| C002 | B社 | 大阪 | C002 | 商品Y | 15000 |
| C004 | 商品W | 20000 |
完全外部結合
両方のデータフローのすべてのレコードが保持されます。
| 顧客ID | 顧客名 | 地域 | 顧客ID | 商品 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| C001 | A社 | 東京 | C001 | 商品X | 10000 |
| C001 | A社 | 東京 | C001 | 商品Z | 5000 |
| C002 | B社 | 大阪 | C002 | 商品Y | 15000 |
| C003 | C社 | 福岡 | |||
| C004 | 商品W | 20000 |
注意事項
- 結合キーに指定できないフィールド: 以下のフィールドタイプは、その性質上、結合キーとして指定できません。
- ファイル
- 関連レコード一覧
- グループ
- テーブル
- 結合キーのデータ型: 結合条件に指定するキー項目は、左右でデータ型に互換性がある必要があります。データ型が異なると、意図した通りにデータが結合されない場合があります。
- 互換性のルール: 内部的には、各フィールドタイプが「文字列」「数値/ID」「日付」などのカテゴリーに分類されます。同じカテゴリーに属するフィールド同士、または片方が「文字列」として扱われるフィールドであれば、結合キーとして設定できます。
- 組み合わせ可否の早見表:
元\結合 文字列 数値/ID 日付 日時 時刻 期間 組織/ユーザー 文字列 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 数値/ID 〇 〇 ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ 日付 〇 ✕ 〇 ✕ ✕ ✕ ✕ 日時 〇 ✕ ✕ 〇 ✕ ✕ ✕ 時刻 〇 ✕ ✕ ✕ 〇 ✕ ✕ 期間 〇 ✕ ✕ ✕ ✕ 〇 ✕ 組織/ユーザー 〇 ✕ ✕ ✕ ✕ ✕ 〇 - 計算フィールドの扱い: 計算フィールドは、その書式設定によって「数値」「日付」「日時」「時刻」など、対応するカテゴリーのフィールドとして扱われます。
- データ量とパフォーマンス: 結合するデータフローのレコード数が多い場合、処理に時間がかかることがあります。事前に「レコード抽出」プロセッサーなどで不要なデータを絞り込んでおくと、パフォーマンスが向上します。